ひげ脱毛には特徴の異なるいくつかの店がある。
各種脱毛店の特徴
業態 | 脱毛効果 | 施術の範囲 | 脱毛方式 |
エステサロン (脱毛エステ) |
減毛・除毛 | 組織破壊を行わない施術 | 美容電気針脱毛 光フラッシュ脱毛 |
美容外科 美容クリニック |
脱毛 | 組織破壊を伴う施術 | ニードル脱毛 医療レーザー脱毛 |
この中から自分にあった脱毛方式を選択し、その上で実際に施術を受けるお店を選ぶことになる。
さてどうやって店選びをしたらよいものか。はじめはなにがいいのかさっぱりわからないだろう。
だからといって適当に店選びをしてしまうと大変な後悔をすることもある。わたし自身がそうだった。
<わたしのひげ脱毛経歴>
モテたい。ヒゲ脱毛をしたい!
↓
とりあえずニードル脱毛に通い100万円ぶっこむ
↓
失敗・挫折・断念
↓
医療レーザー脱毛で再挑戦
↓
脱毛成功
ざっと書くとこんなところ。
今回はわたしの失敗談を元に
・店選びで重要なポイント
・ニードル脱毛の特徴
・ニードル脱毛のメリットデメリット
・ニードル脱毛を受けるべき人の特徴
・医療レーザーに向いている人の特徴
・おススメのクリニック
などを紹介していきたいと思う。
Contents
店選びで重要なポイントはズバリ2つ「安さ」と「通いやすさ」
ヒゲ脱毛は時間がかかって金もかかる。
しかも通い始めは効果が実感しにくいため通院するモチベーションはどんどん下がる。それでも続けなければ全てが台無しになってしまう。
そのため、時間も費用も納得の上で始めないと途中リタイヤなんていう最悪の結果を招くことにもなりかねない。
まずはしっかりリサーチしてから納得できる店を選んで欲しい。
値段
はっきり言ってヒゲ脱毛には金がかかる。値段が高すぎる。
わたしたち利用者の立場からは原価も見えないヒゲ脱毛に対して、その値段設定の妥当性はわかるはずもない。
クリニック側もわざわざその値段の必然性を説明しようとはしない。
ヒゲ脱毛の値段設定は悪質と言わざるを得ないこの状況で、わたしたち利用者が取れる手段はひとつ。
「複数社の見積もりをとって一番安いところにいくこと」である。
調べてみるとわかるが、会社ごとに費用総額はバラバラ。
10万程度で済むところから100万かかるところまで、選ぶ脱毛方式と会社次第でここまでの差がでる。
だったら足を使うべき、という話だ。自分にとって一番都合がいい店を選べばいい。
カウンセリングと見積作成まではどこの店も無料なんだから、これを利用しない手はない。
ただし、各店できっぱりと契約を保留する勇気は必要。店側は"期間限定キャンペーン"だなんだと、あの手この手で契約をせまってくるが見積りを確認したら問答無用で店を出よう。返事をするのは後からでいい。
"期間限定キャンペーン"もその期間が終わればどうせまた次の"期間限定キャンペーン"がはじまるのだから気に留める必要はない。
複数の店を回るのは面倒かもしれないが、こんなにコスパの良い作業はない。
時給換算すれば数万円レベルになるケースもあるだろう。
通院の回数
これは実際にヒゲ脱毛を初めてみてわかったことなのだが、
「通院が予想以上にめんどくさい」ということだ。
行ってしまえば施術中は基本的に寝てるだけ。とはいえ、なに一つ楽しいことなんてない。むしろ痛みに耐えなければならない。
そんなことのために施術の予約をして、わざわざ時間を作って、家から近いわけでもないクリニックに電車に乗って通って、待合室でぼーっと順番を待ち、呼ばれたら呼ばれたで痛みに耐えるだけというのは、はっきり言って苦痛でしかない。
こんな通院が1回/月くらいのペースでしばらく続いていくわけなので、脱毛が完全に終了するまでの期間=通院回数はできるだけ少ない方がいい。
医療レーザー脱毛であれば12回程度の通院が必要になるが、光フラッシュ脱毛の場合はもっと多くの施術回数が必要になる。
ヒゲ脱毛は一定期間続けなければ効果が得られない。それゆえに、なるべく続けやすい環境を整えるのは重要なポイントといえる。
①通院(予定)回数
②通いやすさ
店選びの際は特にこの2点も念頭に置いて欲しい。
ニードル脱毛の特徴
冒頭でも書いたとおり、わたしはニードル脱毛と医療レーザー脱毛の両方を体験している。
個人的には「医療レーザー脱毛一択」をおススメしているのだが、その理由をニードル脱毛のメリット・デメリットと共に紹介する。
ニードル脱毛のメリット
1. 永久的な脱毛方法として国際的に認められている
一度脱毛した毛根からは二度と毛が生えてこないといってよい。
2. 一本ずつ処理するので、イメージ通りに脱毛が進められる
青みを減らしたい、部分的に邪魔だからなくしたい、ここだけは残したいなど。
デザインひげを希望する場合はニードル脱毛が最も良いだろう。医療レーザー脱毛でも部分的にマスクをかけてレーザー照射することで"残す部分"を選ぶことはできるようだが綺麗に仕上げるのにはやはり向いていない。
また2本に1本だけ脱毛する、なんてこともできる。ひげを薄くしたいが、完全に無くしてしまうのは抵抗があるという人はいいだろう。
3.日焼けしていてもよい
医療レーザー脱毛の場合はメラニン色素にレーザーをあてることで脱毛するため、日焼け肌にはヤケドのリスクを考えて施術できない。
一方ニードル脱毛は毛根に直接ダメージを与えるため、そのような制限はない。
またメラニン色素が薄いうぶ毛や色素が元々ない白髪など、どんな毛質でも脱毛可能できる。
h3 ニードル脱毛のデメリット
1. とにかく痛い
医療用レーザーは機種によるもののゴムをはじいた程度の痛みに対して、ニードル脱毛ではピンセット除毛と同じくらい痛い場所もある。
とにかく痛いため麻酔はほぼ必須。
肌へのダメージもかなり強く、施術後は患部が真っ赤に腫れあがるほどだ。
肌が弱い人には耐えられないかもしれない。
2. 費用対効果
ニードル脱毛の場合は脱毛対象の本数ごとに課金する仕組みである。
おおよそ1本あたり約100円が相場のようだが、成人男性のヒゲの本数は約6,000~25,000程あるとされる。ヒゲ脱毛を考えるくらいだから平均よりもヒゲが濃い方だろう。すると全てのヒゲを脱毛しようとした場合100万は軽く超えてくる。
実際にわたしが支払ったのは総額100万円。それでも満足な結果は得られず、継続するか迷ったがお金の事情からリタイヤした。
一般的には50%間引いたあたりからひげが目立たなくなるようなものらしい。私は「美感」=「ひげ剃り跡の青みが目立たなくなること」を優先したので50%で十分だと当初は考えたのだが、いざやってみると脱毛しているのにいつまでもヒゲが残っていること自体受け入れられなくなってくる。とはいえ追加で100万近くのお金を工面するのは現実的じゃない。悩んだ末に、わたしはニードル脱毛をそこで断念した。
最低でもこの本数というのを決めて、部位を絞って契約するか、先に金額を決めて上限いっぱいでどこまでできるのかカウンセリングを受けたうえで納得して契約するのが良いと思う。
まとめるとニードル脱毛で完全にひげをなくすには100万円以上かかるものの、目立つ部分を青くならない程度にするなら数十万円くらいで済ませることもできる。予算、目的でやりようはあるだろう。
3. 前後の処理
ニードル脱毛では事前に3日ほどひげを伸ばさなければならない。
ヒゲ面が嫌で脱毛に行っているのにその顔で電車に乗って街を歩くというのでは本末転倒だ。
施術後はとにかく冷やす。ジェルシートを当てて、時間ごとにかえるを数回。
施術当日、翌日は必要にならない限りひげは剃らないほうがいい。
ニードル脱毛を受けるべき人の特徴
これまでに書いたニードル脱毛のメリット・デメリットを考えて、この脱毛方式に向いている人の特徴をまとめると次のようになる
・お金をかけてでもなるべく短期間で済ませたい
・日焼けしている
・白髪やうぶ毛まで処理したい
・デザインひげを希望している
・完全になくすのは嫌。ただ薄くしたい
こんなところだろうか。
個人的にはデメリットの方が多すぎて、あえてニードル脱毛を選択する合理性が感じられない。
それでも肌の色素が濃くレーザー脱毛を受けられないなどの事情がある人にとっては、消去法的にニードル脱毛を選択するしかないだろう。
医療レーザー脱毛に向いている人の特徴
これまでに書いた通り、ニードル脱毛を選択せざるを得ない人以外はすべて医療レーザー脱毛を選ぶべきだろう。
光フラッシュ脱毛という選択肢もあるが、費用・時間・安全性、などあらゆる面で医療レーザー脱毛の下位互換なのではじめから除外していい。
次の記事で医療レーザー脱毛とその他の脱毛方式を詳しく比較している。
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永久ひげ脱毛体験記|脱毛エステで100万失った私が医療レーザーを勧める理由
世の中は常に不公平だ。 特に容姿におけるその貧富の差は顕著。 「ひげが濃い」ということが、人生でどれだけのハンディキャップになっているのだろうか。 清潔にしているつもりでも、他人の目には不清潔に映る。 ...
また、医療レーザー脱毛クリニックに1年通い続けた結果なんかも記事内には紹介しているので興味がある方は覗いてみて欲しい。
おススメのクリニック
もしもヒゲを脱毛することを決意したのならば、事前に徹底的にリサーチすべきだ。
できれば複数店舗に行って見積もりを比較させ、最終的に最も自分に好都合な店に行けばいい。
以下におススメのひげ脱毛店をいくつか紹介しておく。
自身の経験上、エステサロンはおススメできないため、医療脱毛クリニックのみを紹介しようと思う。
おススメの医療レーザー脱毛クリニック
ゴリラクリニック
わたし自身が実際に通ったクリニックはこちら
価格、脱毛効果、術後のフォロー、痛み、どれをとっても他店と比較すると優秀だと言っていい。
あえていうならば、店舗数がそこまで多くないことだろうか。
湘南美容外科
知名度・実績で全国No.1といえば、テレビCMでおなじみのこちら
値段設定も良心的、それでいて最新医療機器も充実している。
女性向けの脱毛でも有名なため、待合室には女性が数多くいる。どことなく気まずい雰囲気を感じたのは自分だけだろうか。
この点が気になる方は男性専門の脱毛クリニックを選ぶべきだろう。
メンズリゼ
ゴリラクリニックと同じく、男性専門の脱毛クリニックであればこちらも有名。
全国に急速に店舗を増やしており、いま非常に勢いのあるクリニック。
通える範囲に店舗がある方は検討してみるべきだろう。
まとめ
金銭的な負担が決して軽くはないひげ脱毛。
医療レーザー脱毛が完全にノーリスクというわけでもない。
しかも通院するのははっきり言ってメンドくさい。全く気が乗らない。
それでもヒゲを脱毛したい理由はやはり
「人生の質を上げる」
これに尽きる。
これまでの人生でひげがあって良かった場面なんてあっただろうか?
ヒゲ脱毛をすべきかどうかで迷っていた時に自分に問いかけたことがある。
答えはNo。
ヒゲがあって良かったなんて思えた瞬間は、間違いなく一度もなかった。ヒゲが濃くて悩んでいる人ならなおさら。
自分の人生が少しでも良い方向に向かうのであれば、こんなにコスパの良い投資は他にないのではないだろうか。